永冶はイギリスでいない。
はじめての高校生だけの深夜の勉強が始まる。
オレは文系。
理系の質問はなにほとんどできない。
授業として永冶の不在は、佐口や丹羽が埋めてくれる。
しかし自分の時間を度外視して、深夜まで付き合ってくれようとするのは気持ちだけでいい。
それでも
「来週と再来週は何時まででも塾にいます」
と言ってくれる。
ほんとうにありがたいが、自分のことを優先してもらえればいい。
できることは一つ
授業外の時間の勉強空間を提供すること。
それだけだ。
使うも使わないも自由。
それ以上でもそれ以下でもない。
オレが身を削るのはいい。
だけど教え子に授業外(深夜とかね)にさも当然のように時間を求めないこと。
「○○先生がいないとできない。」
そんなもんは甘えだよ。
質問をまとめて持って来る、それすらできてないでは話にならない。
少しあれもこれもと与え過ぎだことを反省しなければならないのはオレ。
一番いかんのもオレ。
だから教え子は帰した。
各自、解けるものと解けないものを選別して、来週からのテスト週間で潰してもらいたい。
切にそう願いながら、居残った高校生と日付がかわるのを過ごす水曜から木曜日。
スポンサーサイト
コメント
コメントがありません。