夕方少し前にはいつも通り教室へ戻る予定だった。
しかし突然の訃報。
年に数回、盆暮れ正月でしか顔を合わせない。
「今あんたの実家、いつ帰って来るんだ?」
小言がいつも心地よかった。
「しっかりしなさい、あんたが決めたこと」
「嫁さんと子をしっかりと守るのがあんたの役目」
などなど、いつも言われたっけ。
俺の家に来るわけでもなく、ただ年行事で顔をあわせるといつも横に来て。
ひたすら酒を注がれ、飲まされた。
あ〜、まだ早いって、逝くのはさ。
どこも悪いなんて聞いてなかった。
今年も来月だなって会うの、そう思ってた。
今年のお盆は叔母の家に、俺から行こう。
連絡もなく空けたが、塾は高校生が稼働させてくれていた。
本当に来た生徒はすまない。
教室を管理してくれた高校生ありがとう。
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