物理担当のNから静学生理系に
「学会の準備と本番で2週間ほど顔を出せない。その間にセンター過去問をすすめておくように」
そんな指示が飛んでいた。
「先生すみませんが、生徒に詳細指示は伝えたのでお願いします」
このやりとりを律儀にこなすのは女子かと思いきや男どもだった。
2週間後に迫る定期テスト勉強はそこそこに、空き時間を捻出し過去問をしている。
今日の土曜日も午前中から来て、とりくんでいるようだ。
あえて質問をした。
「定期テスト勉強はいいのか?」
「N先生がいない間に過去問を解いておくように、分からない問題を抽出しておくことって言われてますから」
男子はもちろん女子も含めてもだが、Nへの信頼は揺るがない。
絶対的な信頼関係がそこに存在する。
論文作成や学会の合間を縫うように塾へ顔を出しては、ボランティアで生徒へ教えてくれるN。
静学生の化学と物理のゆるぎない模試での点数はNのおかげである。
今頃は幕張だっけか?
うまくいったかな?
「先生、今回はいい報告ができるかと思います。期待してて下さい。」
な〜んて言ってたのが2週間ほど前。
Nへ
あんたが、
「草食系いやおまえらはそれ以下の草(くさ)だな。」
な〜んて言われていたころが、懐かしい頼りない男たちは、鍛えられてタフになったもんだ。
それにつられるようにお嬢さんがたも、やる気はあるが男どもの追い上げに最近は気後れしているかな。
帰ってきたら飲みながらいい報告を聞くことにしよう。
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